Facebookで大学時代の友人と繋がっている。
大学時代は同じ学科でバイト仲間でもあった。
一緒に行動していることが多かった。
彼の性格は、短気であったことを覚えている。
マメな性格で、中華鍋1つで、ご飯を炊いたり、カレーを作ったりしていた。
私はまったく料理ができなかったので、そんな彼を羨ましく思っていた。
大学卒業後、私は叔父の経営する住宅会社へ就職した。
彼は土木系のコンサルタントの会社に就職した。
最後に会ったのは20歳代後半のことだったと覚えている。
彼はその後、九州に転勤になった。
それっきり、年賀状だけの付き合いになってしまった。
あれからいろいろあった。
十年くらい前に、彼が病気で入院したことを年賀状で知った。
数年後に仕事も辞め、赴任先の九州から実家のある茨城県へ戻ったことも年賀状で知った。
フェイスブックの誕生日のお知らせが来たので、何の気なしに、
「久しぶりに会わないか?」とメッセージを送ったら、会おうということになった。
メッセンジャーで簡単なやり取りをした。
彼の病気は、重い脳梗塞であったそうだ。
後遺症があるらしい。
ただ車の運転はできるとのことであった。
確か彼は独身のままである。
彼なりに厳しい人生を歩んだのであろう。
私も5年前に軽い脳梗塞になり、妻とは別居中である。
5月の連休明けに会うことにした。
三十数年の年月を埋められるか心配である。
お互いアラカンである。
人生の終盤戦に来ると、昔の友人に会いたくなる。
少なくとも自分の人生の基礎となる大学時代を一緒に過ごした彼には感謝の気持ちがある。
そんな気持ちを素直に伝えたいと心の底から思う。