糸が切れた凧の毎日

これまで散々世間に迷惑をかけてきたので、これからは世間に恩返しをする番だと思っています。 周りの人の心に火を灯し、少しでも元気になってもらえれば、私も元気になれます。

仕事のトラブルが続く

仕事ではトラブルが続いています。

予想もしなかったトラブルです。

原因はすべて人間です。

この数年で利己主義な人が増加したと思います。

自分のわがままを周りに押し付ける。

一人よがりの思い込みで行動する。

その結果、ミスが起こる。

その責任追求が始まる。責任転嫁が始まる。

今まで日本は思いやりの精神で組織が動いていたように思います。

組織には、どこの部署にも該当しないグレーゾーンの業務も、お互いの思いやりの中でうまくこなしていました。

助け合うという気持ちがありました。

しかし、働き方改革で、残業はしてはいけないことになりました。

有給休暇も年間5日以上取得することが義務になりました。

残業が多い社員のリストが所属長に配られ改善することを求められます。

人件費削減のため、人が減らされ、業務量が増えているのに、人が足りていません。

勤務時間に集中するために、コミュニケーションが取れなくなり、職場の雰囲気がギスギスしたものになりました。

他人を思いやる気持ちが無くなってしまいました。

忙しいという漢字は、心を亡くすと書きますが、そのとおりだと思います。

利己ではなく、利他の精神が必要です。

今の職場には笑顔と感謝の気持ちが必要なのですが、そんな余裕がありません。

これは、日本の新卒メンバーシップ型の雇用から、欧米型のジョブ型雇用に転換する過渡期にあるので、仕方がないのでしょうか?

終身雇用・年功序列の崩壊で仕方がないのでしょうか?

私は、定年退職まであと5年半、役職定年まであと半年。

長いサラリーマン生活で、これだけは貫き通している習慣があります。

出社したときの、「おはようございます!」を部署全体に聞こえるような声で明るくします。

そして、挨拶を返してくれる社員は優秀だと思っています。

だからこそ、もう少しのサラリーマン生活でこの習慣だけは続けていきたいと思います。

 

講演の撮影ができました

昨日は講演の撮影でした。

全部で25分間程度にしました。

顔を出して話すのは、最初と最後の3分間程度にしました。

あとはパワーポイントの画面です。

実は、講演の動画を作成するのはとても難しい時代なのです。

なぜならば、多くの人が、You TubeTikTokで、プロフェッショナルな人たちの動画を見慣れているからです。

興味の無い話などすぐにスイッチを切ってしまいます。

スマートフォンが普及した時代です。

知りたい情報が、知りたいときに、すぐに入手できる時代です。

日常生活で知りたい情報は、You Tubeで検索すれば、すぐに発見できます。

それも、分かりやすく解説しています。

だからこそ、WEBで話す人にとっての課題は、いかに聴衆を惹きつけるかです。

知識を伝達するだけの講演は、1.5倍速から2倍卒で観られています。

大学生に聞くと、オンラインの授業は2倍速で観ているそうです。

それが普通だそうです。

恐らく、私の25分間の講演も、2倍速で観られるでしょう。

12分程度になって飽きない時間ですね。

私は若い頃から次のように思っていました。

イベントは、1人でも多くの人を集客して、1人でも多くの人に満足していただくことが重要です。

イベントの成功度合いは、集客数×満足度だと思います。

今まで、何回か私の講演した動画がYou Tubeでアップロードされましたが、最高の視聴回数は3000人程度です。

真面目な講演なのでそのくらいが適当な人数だと思っています。

脳梗塞を発症した後遺症で、軽い構音障害が残っていますが、一生懸命発声練習をして、話しました。

私の話を聞いて、1人でも多くの人が元気になっていただければ嬉しいです。

働く価値観の変化

20歳代の社員と話をしていて気づくことは、働く価値観の違いです。

リクルートの「就職みらい研究所」の出しているデータを見て驚きました。

若者が会社を選ぶ基準は、「自分を成長させてくれる環境」です。

会社にしがみつく発想はありません。

若者は、人として成長することで会社に貢献しようとしています。

だからこそ、会社は社員のキャリアや成長をサポートする必要があります。

還暦の私が大卒で就職した頃には、1つの会社に尽くすことで、会社の業績がアップし、年功序列や終身雇用で社員に報いるところがありました。

若い頃は給料が安くても、年齢が上がれば給料が上がっていくという安心感がありました。

大量生産・大量消費で、経済成長していました。

しかし、現在の日本は、少子高齢化社会です。急激な人口減少に見舞われます。

大量生産しても消費ができません。

業績アップのためにはイノベーションの必要があります。

新しい付加価値を付けなければ物が売れません。

自分で考え、自分で行動し、周りを巻き込んで、成果を出すことが必要です。

私の若い頃は、上司に言われたことを忠実にやっていれば良かった。

ある意味、軍隊であった。

しかし、今や40歳を過ぎた上司は、会社のお荷物となってしまいました。

生産性が低くて、給料が高いからです。

その上司からしたら、若い頃に安い給料でこき使われて、40歳を過ぎてやっと管理職になれて楽をしようと思っていたのに、自分の上司と同じような高待遇はさせてもらえない。

会社が人生を保障しない時代です。

「幸せな人生の定義」を変えなければなりません。

私の時代は、大企業で働くことが、安定・安心・安全でした。

しかし、今の時代は、エンプロイ・アビリティ(雇用され続ける力)が必要です。

絶えず勉強をして、自分をアップデートして、社会に通用する力を身につけなければ、雇用が確保できません。

私は、社会に出てから35年が経過しました。

働く価値観がこれまで変わるとは想像もつきませんでした。

私の世代は、ある意味逃げ切り世代だと思います。

若者には、必死に勉強して、エンプロイ・アビリティ(雇用され続ける力)を身につけてもらいたいと願っています。

信頼関係を構築するには対面に限る

同業者のオンライン会議に参加した。

9時〜17時までの、偉い人の講演やグループディスカッションであった。

北海道から九州まで19人が参加した。

コロナ前は、対面で実施していた。

1泊2日で実施するのが通例であった。

1日目の夜は必ず親睦会があっておおいに盛り上がった。

正直言って、公の会議など誰も本音を話さない。

しかし、アルコールが入ると、誰もが本音で悩みを語った。

とても勉強になった。

自分だけが悩んでいるのではないと勇気をもらえた。

オンラインの会議などまったく盛り上がらない。

相手の雰囲気が分からないからである。

人間はその人なりの雰囲気がある。

会うことでその雰囲気が分かるのである。

それは、人間の5感を超えたものである。

ZOOMやTEAMSやMEETやSKYPEなどのような便利なツールがあるが、

便利な分だけ欠けたものがあることを忘れてはならない。

視覚と聴覚だけでは信頼関係は構築できない。

一緒にご飯を食べ、一緒に風呂に入り、一緒の部屋で布団で寝る。

学生時代の合宿で信頼関係ができたように、信頼関係を構築するには、

視覚と聴覚の他に、嗅覚、味覚、触覚も必要である。

すなわち対面に限る。

転職に挑戦する

転職のWEBサイトに登録をしてみました。

履歴書や職務経歴書を入力するイメージです。

自己PRはこれから入力します。

志望理由は、応募する企業が決まりましたら入力します。

還暦のミドル・シニアに労働市場での価値があるのでしょうか?

現在勤務している会社は65歳が定年ですから、あと5年は勤務できます。

再雇用でもなく、嘱託職員でもなく、正社員としての雇用は確保できます。

しかし、役職定年が60歳ですから、あと半年でヒラ社員になります。

還暦になって、挑戦したい気持ちが強くなってきました。

このままでは、サラリーマン人生の消化試合になってしまいそうです。

私はこれまで3回転職しました。

3回とも、人脈で転職しました。

人材会社は使っていません。

一生懸命やっていると、誰かが見てくれていて、転職の助け舟を出してくれました。

今回は、転職のWEBサイトを活用したいと思います。

人生はどんな道を選んでも、その道で一生懸命やるだけだと思っています。

転職活動もコツコツ努力をするだけです。

自分の人生もコツコツ努力をするだけだと思っています。

自分が培ってきた力で、最大限に社会に貢献できる企業が見つかれば幸いです。

人と会うことが勉強だと思う

本日は、高校時代の2つ下の後輩と上野で飲みました。

後輩は、静岡県の三島から東京の赤羽まで新幹線と京浜東北線で通っています。

片道2時間かかるそうです。

彼はもともと大手電気メーカーの技術者でした。

早期退職制度を利用して57歳で退職し、半年間の空白期間を経て、大手家具メーカーに58歳で転職したのでした。

彼とは5年前にSNSを通して再会できました。

35年ぶりの再会でした。

前回彼に会ったのは、昨年彼が大手電気メーカーを退職するときでした。

彼の奥さんが大病を患い、退職を決意して、故郷に帰るときに神保町で飲みました。

私は7年前に突然、脳梗塞になり入院しました。

そのときに、初めて、自分の死を意識しました。

それからは会えるときには、会える人に会っておくことを決意しました。

しかし、新型コロナウイルス禍でそれもできなくなっていました。

久しぶりに会いました。

話を聞くと、彼も先月、大腸ポリープが見つかり内視鏡で取ったのですが、病理検査をしたら初期の大腸癌だったそうです。

会って良かったと思いました。

私と彼は同じ個人塾に通っていました。

その塾の先生はとても変わった人でした。

数学の公式は教えない。公式を自分で導き出すように教えられました。

物事の原理原則をとことん追求させる先生でした。

そんな塾で育ったので、私も後輩もとても変わっていると思います。

表面上だけ取り繕って適当にこなすことができないのです。

悪く言えば要領が悪い不器用な人間です。

だから後輩と議論をして、気づいたら4時間が経過していました。

後輩から言われました。

「先輩は仕事を辞めないほうが良いですよ。辞めたら体調壊しますよ。」

後輩は、大手電気メーカーを退職した後に、半年間職探しでのんびりしていたそうです。

今まで身を粉にして必死で働いていたので、のんびりしたら、精神的に認知症に近い状態になり、体調も悪くなりヘモグロビンa1cが8.5まで上がったそうです。完全に糖尿病です。

他の大手電気メーカーの社員の方にも聞いたことがあります。

猛烈に働いていた人が定年退職すると、数年で亡くなってしまうそうです。

100メートルを全力疾走した人が、いきなり止まって動かなかったら、恐らく倒れますよね。

それと同じです。

仕事を辞めてもやることがないと、精神に異常をきたし、そして肉体も異常になるようです。

後輩は、死ぬまで働くと腹を決めたそうです。

私の親父は70歳で心筋梗塞で突然死しました。

私の祖母も74歳で心筋梗塞で亡くなりました。

私は53歳で脳梗塞になりました。

そう考えると、私は循環器系の病気で70歳ちょっとで亡くなるかもしれません。

還暦の私に残された年月はあと10年ちょっとかもしれません。

そう考えると、少しでも後悔しないで死ねるようになりたいです。

そのためには、やり残したと思うことをやるしかないと思います。

老後も行動あるのみだと悟りました。

もうちょっと仕事で挑戦するために、転職活動をしてみようかと思いました。

有意義な飲み会と無意味な飲み会

久しぶりに新橋で飲み会があった。

50歳代半ばの部下の女性と飲んだ。

この方は10年前に同じ部署で働き、2回異動してまた同じ部署になった。

彼女は、お菓子やパン作りが好きで、ABCクッキングに毎週通っている。

料理がストレス発散の手段のようである。

たびたび作ったお菓子やパンを職場に差し入れてくれるので、そのお礼に飲みに誘った。

材料代や手間を考えたら、1回飲みに行くくらいでは済まされない。

美味しいおでん屋さんを知っているのでそこに入った。

飲んだと言っても脳梗塞で入院した後はアルコールを飲めないので、ノンアルコールビールで乾杯をした。

新橋のSL広場に続く飲み屋を覗くと、どこもお客さんが3分の1しか埋まっていない。

新型コロナウイルスの感染者数がこれだけ多いと、さすがに飲み会も開けないのだと思う。

サラリーマンの聖地である新橋もだいぶ変わってしまった。

新型コロナウイルス禍の前は、新橋にも飲みに行った。

だいたい職場の愚痴や上司や同僚の陰口で何時間も潰した。

こんな飲み会は、一時はストレス発散ができるが、後味が悪い。

人間の脳は、愚痴や陰口の主語を把握しないそうである。

毒を吐くとはよく言ったものである。

吐いた毒を自分に浴びせているようなものである。

今から振り返ると、ストレス発散どころかストレス増長している飲み会であった。

これまで莫大な無意味な時間を費やしてしまった。

本当に後悔している。

最近、決めていることがある。

飲み会では、愚痴や陰口などのマイナス言葉を言わないこと。

最大2時間で終わること。

プラス言葉を言っていると、明日への活力になる。

実は、明日も上野で高校の後輩との飲み会がある。

後輩の転職祝いである。

おめでたい飲み会は有意義な飲み会である。

今後は有意義な飲み会だけ参加しよう。