私は故郷を遠く離れて、だいぶ年月が経っています。
平成2年2月1日が故郷を離れた日であることを覚えています。
それは故郷を離れた日にスピード違反で捕まったからです。
故郷を離れた日に、交通違反で捕まり、違反切符に書かれた2・2・1という数字は今でも脳裏に残っています。
勤務していた建設会社の社員寮からライトバンに荷物を積み込み、自分で引っ越しをしました。
寒い朝だったのを覚えています。
東名高速道を走っていたときに、澄んだ空気で富士山が目の前にあり、手が届きそうな気がしました。
あれから30年が経過しました。
いろいろなことがありました。
3年前に、ひょんなことからSNSで中学校の同級生と繋がり、交流が始まりました。
3年前から、毎年開催される故郷の小さな同窓会には参加しています。
故郷を遠く離れても、同級生とはLINEで繋がっています。
たまに、同級生が近況を写真と一緒にLINEにあげます。
40年以上会っていない友人が、突然写真で現れて驚きます。
男性は、皆さん苦労が年輪のように顔に刻み込まれています。
私自身は若いと思っているのですが、現実の年齢を同級生で実感します。
私は定年退職まであと9年間です。
故郷を離れていろいろな友人ができましたが、幼馴染ほど仲良くなれませんでした。
人見知りな性格は直りませんでした。
先日、中学生のときに、私に好意を告白してきた女子の訃報がLINEで知らされました。
私が告白されたのは、人生でそれが最初で最後でした。
何もコメントできませんでした。
しかし、彼女の人生が幸せであったはずだと思い込みました。
平成もあと何日かで終わります。
平成は自分の人生の「序論・本論・結論」の本論であったことは間違いありません。
令和で結論となります。
人生をどう締めくくるかを考える時期になりました。
最後くらいは人の役に立ちたいと思います。