糸が切れた凧の毎日

これまで散々世間に迷惑をかけてきたので、これからは世間に恩返しをする番だと思っています。 周りの人の心に火を灯し、少しでも元気になってもらえれば、私も元気になれます。

SNSの便利さと怖さと・・・

最近、何十年間も会っていない高校の同級生とLINEでつながることがあります。

おそらくオジサンがガラケーからスマホに乗り換えて、LINEを使い始めたのでしょう。
使い方を知らないから、いきなりつながってしまいます。
昨日は、部活の同級生とつながりました。
そしてメッセージが来ました。

卒業以来、一度も会っていません。
何十年間もの空白があるのに、お互い高校時代のあだ名で呼び合っていました。
彼は、確か、明治大学を卒業した後に、大手自動車メーカーに入社し、エアバッグの設計をやっていたはずです。
近況を聞くと、12年前に故郷の静岡に戻り、派遣社員で仕事を転々としているとのことでした。独身だそうです。それ以上のことは聞きませんでした。
同級生の話題になりました。彼は故郷に住んでいるので、同級生の近況をよく知っていました。
すでに亡くなった同級生が、各クラスに1人はいました。
その中には、仲の良かった友人もいました。
胃がんだったそうです。
私は故郷を離れてもう何十年も経過しています。
故郷の友人とは疎遠になって、遠く離れているからという理由で、仲の良かった友人の死も知らされなかったのです。

同級生の中には、
故郷で政治家になった者もいます。
高校の校長をやっている者もいます。
総合病院の副院長をやっている者もいます。
有名企業の役員になってテレビに出演している者もいます。

そんな陽が当たっている者の陰で、ひっそりと亡くなっている者もいることに気付きました。
全員が社会で大成しているわけではないはずです。
人生を苦しんでいる者もいます。

今、目の前に高校の同窓会の出欠の葉書があります。
5年に1度開催されている大きな同窓会です。
次は創立100周年だから必ず参加してくださいと書いてあります。
卒業して何十年も経って同窓会に出席できる人は、社会で大成した者ばかりです。

人生の後半戦では、成功者の自慢話ではなく、苦しい中でも頑張っている者の話を聞きたいと思います。
そんな話のほうが、相手も自分も元気になるような気がします。
そんな同窓会なら参加しても良いと思う今日この頃です。