昨日は卒業式でした。
私は、もう20回卒業式を経験してきました。
多くの女子大生の将来を見てきていろいろなことを思います。
幸せな人生を送るには、どこに就職したなんて関係ありません。
若いうちは他人と比較してしまいます。
有名企業に就職することは、そのプライドを満たすことができます。
しかし、その幸せはいつまでも続きません。
ブランド品を手に入れた。
一流の男と結婚できた。
それは常に一瞬の出来事です。
手に入れた瞬間に幸せは逃げていきます。
どんな仕事をしていても、
どんな生活をしていても、
目標を持って努力を続けていることが幸せなのだと思います。
努力を続けているときは辛くても、目標を達成できたときに振り返ると、辛い努力のプロセス(過程)が無上の喜びとなります。
人生はその繰り返しです。
命という字を分解すると、人は一回は叩かれると読めます。
人生には神様から叩かれることが幾度かあります。
それは神様が成長するようにと試練を与えてくれているわけです。
試練があるということは神様に気に入られているわけです。
(私は宗教家ではありません。)
目標が楽に達成できることはありません。
チャレンジすれば必ず失敗(試練)があります。
そのときに、「この試練は自分が成長するためにある。ありがとう。感謝します。」と思って乗り越えるかどうかです。
いつも笑顔で、周りの人に感謝の気持ちを持って接している人は、幸せになっています。
そんな人が近くにいたら、こちらまで笑顔になれるし、手助けしたくなりますよね。
結局、幸せは自分の心の中にだけあるような気がします。
卒業おめでとうございます。